人の世界観を尊重するには謙虚さが必要となる。例えば個人の物質的幸福を重視する世界観を持つ人は共同体の精神的幸福を重視する世界観を持つ人を知的に劣っていると見る傾向があり、 逆に後者の世界観を持つ人は前者の世界観を持っている人を倫理的に劣った人と見る傾向がある。 本研究会では、このような態度を避け、人間の経済行動に関する真理探究のために研究を実際に行なう。 他の人たちがしてきた研究をなぞるのではなく、世界で誰もまだ行っていない研究を行っていく研究共同体として成長していく。
マイケル・サンデルの『これから「正義」の話をしよう』から学んだ世界観から、テーマについて賛成・反対に分かれ、意見発表し、ディベートを行います。教授の考えやアドバイスを聞くこともできるので、行動経済学の観点をより深く理解することができます。
世界観が経済行動に与える影響に関して自由に決めたテーマを基に三田論に向け、毎週研究の進捗状況を発表しています。先生は学生の主体的な研究活動を励まし、的確なフィードバックを下さいます。
本ゼミでのディスカッションに向けた資料作成、三田論に向けた研究を進めています。